トレードで勝つならトレンドフォローをしましょう。と聞いた事はないだろうか?それでトレンドフォローを実践したが勝てていないのではないだろうか?
正直トレンドフォローとは一体なんなのか?簡単にトレンドの方向にトレードすると言っているが、実際トレンドだと気付いた時にはもう遅いことも多い。
正直トレンドがどこまで続くのかなんて分からないし、押し目なんて有効に拾えるだろうか?レンジでもそうだ。レンジと確認出来た時にはもうレンジは終わりかもしれない。
過去のチャートを見ると分かりやすくても、実際にこれから相場がどうなっていくのか?というシナリオを分析するのはそれなりの経験とスキルが必要になってくる。
トレンドというのはそう簡単にできるものではない。方向感のない相場が続く事のほうが相場では圧倒的に多い。
初心者で安易にトレンドフォローを心がけると、高値掴みをしてしまう危険性も多くなる。この記事ではトレンドフォローを心がけているにも関わらず勝てないトレーダーの方向けにトレンドフォローの危険性について解説していこう。
なぜトレンドフォローができないのか?
トレンドフォローというのはトレンドや相場の方向性に向かってロング、もしくはショートのポジションを持つというそういうものだ。
しかしよく考えてみよう。相場の方向性に向かってポジションを持つなんて、どう考えても当たり前の事であり、特別にカッコいい名前を付けるような大それた事ではない。
そもそも相場の方向性が分かっていれば誰も負ける事はない。なぜならその方向にポジションを持っておけばいいだけだからだ。ではなぜトレンドフォローができないのか?これから先の相場の方向性が分からないからである。
トレンドフォローをしているのに勝てない|無残な相場の現実
明らかにトレンドが出ている状態であっても現在のトレンドがどこまで継続するのかはわからない。もちろんエントリーした場所がトレンドの終焉ポイントかもしれない。
しかもトレンドだからといって一直線に価格が伸びていくわけではない。なんと当たり前の事だがこれは重要な部分だ。
相場は確実に上昇と下降を繰り返しながらトレンドを形成していく。長期足で上昇していたとしても短期足では下降トレンドを形成しているかもしれない。
仮に短期足で上昇トレンドが形成されていたとしても、ポジションを持って直ぐに含み益が出るわけではない。上昇下降を繰り返している値動きの中で、もしかすると単発的な下落に入り、ある程度含み損を抱えてしまうかもしれない。
だがどうだろう?上昇トレンドだと信じてロングポジションを持ったのに、一向に含み益にならなかったら、もどかしい気持ちにならないだろうか?
何かが違うと感じて損切りした瞬間に価格は上昇を始める。持っておけば良かったと後悔する。相場とはそんなものだ。
トレンドフォローと一言に言うが、そんなに簡単なものではない。上昇トレンドだからといって必ず毎回高値を更新していくわけでもない。
はっきり言って相場はそんなに単純なものではない。トレンドフォローを意識しすぎると値動きを追いかけすぎてしまう傾向にある。「エントリーポイントを決める」「待つ」「決めたポイントで打つ」という基本的なことを忘れてしまいテクニカル分析だけで稼ぐことが難しくなってくる。
トレンドフォローからの高値掴み
トレンドの最終というのは、価格の上昇に勢いがある時が多い。もうこれは下がらないんじゃないか?と思う位に火柱が立つ事も多い。
トレンドフォローに意識が向きすぎていると、そういった状況の時にエントリーしたくなる。当然の心理状態典型的な高値掴みだ。
トレンドを追随するのは思っているほど簡単ではない。相場の未来のことなんて誰にも分からない。下手をすると上昇トレンドでロングばかりをしているのに、なぜか負けトレードばかりが積み重なってしまい、最終的に高値掴みで大きな含み損を抱えてしまう可能性もある。