グランビルの法則|メンタルとテクニカル分析の考え方について

グランビルの法則とは、本などでも移動平均線とともに紹介されているテクニカル指標で、様々な相場分析に使われている分析理論だ。

たまにグランビルの法則は使えないなどのネガティブな情報もあるが、基本的に使えるか使えないかではなく、分析理論だという事を理解しておかなければならない。

とてもシンプルで使いやすく思われているグランビルの法則だが、移動平均線を利用した基本的な原理原則についてなので、もちろん相場で勝つためには、値動きなど他のテクニカル分析が必要不可欠になる。

この記事では、グランビルの法則を相場で利用するためのメンタル的な注意点や、テクニカル分析的な考え方などを紹介していきたいと思う。

グランビルの法則の基本パターンに関してはグランビルの法則とは|4つの買いパターンをくわしく解説の記事を参考にしてほしい。

目次

グランビルの法則とテクニカル分析についての考え方

ではまずグランビルの法則は使えないという考え方についてだが、それは当然の発言だと考えられる。なぜならテクニカル分析指標で今すぐ使えるようなものというのは、別にグランビルの法則でなくても全てのテクニカル分析に当てはまる事だからだ。

正直、今すぐ使えてコンスタントに利益が積み上がるようなテクニカル分析手法があるなら、それはテクニカル分析というよりも「必勝法」になる。

どのテクニカル分析でもそうだが、自分のものにして利益をあげていけるようになる為には、何回も何回も検証していくしか方法がない。

グランビルの法則で難しいエントリータイミング

もちろんシンプルに見えるグランビルの法則でも実際のエントリータイミングは非常に難しい。移動平均線を上に突き抜けるといっても、1発で移動平均線を上に抜けていくなら簡単だ。しかし実際のところは、どんなに値動きに勢いがついている時ですら、200MAや20MAのように注目されている設定値では、高確率でその移動平均線付近で揉み合う事となる

移動平均線を抜けたと思ったらまた押し戻されたり、それなりに抜けても最後にヒゲとして押し戻されたりと、そう簡単にはいかない。

例えば、確実にロウソク足が移動平均線を抜け切ったのを確認してからエントリーとしよう。それでも、場合によってはまた次のロウソク足で移動平均線まで押し戻されるなんていうのはザラにある事だ。

他のテクニカル分析と同じようにグランビルの法則でも利確と損切りのタイミング、エントリーのタイミングを徹底して守り切るのが重要になってくる。つまりは自分なりのルールを作る事だ。

トレードスタイルを徹底的に守るメンタル

エントリーやロスカットで自分のルールを守るっていうのは意外に難しいもの。グランビルの法則であれば、移動平均線から大きく突き抜けた後にエントリーするっていうのは、メンタル的にもブレが生じやすくなる。

トレードスタイルを固める

最初決めたはずのロスカットの基準に満たない状態で、小さな利確やロスカットを手動で行ってしまい、あとから「あーやっぱり自分の決めた通りにやってればよかった」と後悔する事になり、そしてその後悔こそが、次のトレードにもメンタル的に影響を及ぼして、うまくいかないトレードになりがちになる。

そしていつしか、当初決めていたはずのエントリーやロスカットのタイミングなんてどこかへ行ってしまい、トレードスタイルが固まる前に、無意識のうちにもう次のトレード手法を探しに行ってしまう、ということになってしまう。

では、メンタルで重要な考え方とはどういうものなのだろうか?

メンタルに関しては他のテクニカル分析手法も同じ

結局、グランビルの法則だけでなく他のテクニカル分析でも同じ事が言えるが、自分のトレードが固まってしまうまでに、途中でどこか他の手法ややり方にシフトしてしまっているパターンっていうのは非常に多いパターンではないだろうか?

相場がこれからどういう動きをするかなんて結局誰にもわからない。

そのわからない中でテクニカル分析を使い、優位性のある分析をおこなって「トータル利益」をあげていく事が最終的な目的だ。

テクニカル分析は1番使いやすいものを選ぶ

正直テクニカル分析なんてどれを使ってもいいん。どこでエントリーするか?ロスカットはどの水準でどこに設定するのか?このポイントを自分で1番納得し、かつ分かりやすいものを選んでいくというのがもっとも大切になってくる。

テクニカル分析では、どこを明確な基準にしてトレードしていくか、そして毎回自分の決めた事を繰り返しどこまでブレずにやっていくか?というものだ。

そう考えると、グランビルの法則が使えないとか、テクニカル分析のせいにしているようでは残念ながらいつまで経っても勝てるトレーダーにはなれないという事になる。

まとめ

今回は、グランビルの法則は使えないのか?という疑問と、テクニカル分析に関してのメンタル的な考え方について話してみた。

正直テクニカル分析は勝つために必要なものだが、わかりやすく言うと「自分のトレードスタイルを型にはめる」ために必要なものと考えてみてはいかがだろうか? 正直、政治や経済をいくら気にして勉強したところで、悲しいほどに実際の相場には役に立たない。

トレードは基本的に同じ事を繰り返していくだけの退屈なものだ。実際に経済の流れを読んでトレードで勝てるのであれば、それなりに面白味はあるだろう。

勝ち続けるためにはテクニカル分析を利用してただ単に利益を積み上げていくしかない。

グランビルの法則にしろダウ理論にしろ、それだけで勝てるほど相場は甘くないと言えるだろう。たまたま勝てたとしても、長い目でトータルでプラスにならないと意味がない。

グランビルの法則だけではなく他のテクニカル分析との組み合わせによってトレードの精度を上げていく事を考えて自分なりのトレードスタイルを見つけていくのが望ましいだろう。

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