環境認識は本当に必要なのか?|FXの一般常識で勝てない理由とは

FXの取引をしている人なら聞いた事がある「環境認識」という言葉。しかしこの環境認識というのは一体どういう意味を表しているのだろうか?環境認識を徹底しているのに勝てないのではないだろうか?今回は初心者に対して特に重要な部分となるので是非聞いて欲しい話になる。

特にネット情報などでは環境認識の重要性を切に訴えているものが多く、一般的に環境認識の重要性というものがまさに常識化しているといえよう。

しかし一般的に言われている環境認識は本当に必要なのか?環境認識という常識に苦しめられて結果が出せていないのではないか?今回はそんなテーマでお話をさせていただこうと思う。

目次

一般的にいう環境認識とは

環境認識をザクッというが、一体一般的にどう言ったものをさすのだろうか?皆さんはどう言った認識を環境認識と考えているのだろうか?

基本的には長期足で相場状況を把握し、下位足に順番に落とし込んで分析するという事だろうか?

その相場状況を把握する為にラインや移動平均線などのインジケーターを使ったり、ダウ理論を一部抜粋した安値の切り下げ高値の切り上げの状況を確認すると言ったものだろうか?

さらにいうなら上位足のトレンドの方向を把握して、それによって下位足の方向性(目線)を決めていくと言ったことだろうか?

確かに言っている事に間違いはないのだろう。初心者からすれば一見「確かにそうだ」と言ったように認識するのかもしれない。しかし上記に上げている相場分析というのは圧倒的にアバウトであり、当たり前の事は確かに言っているのだが、これだけではなんの役にも立たない。

問題は自分の取引スタイルや分析スタイルに対して、何をどのように掘り下げていくか?という事になる。

≫ テクニカル分析だけでは意味がない!?その理由と最強の取引システムとは

テクニカル分析と環境認識

そもそも上位足から下位足に落とし込んで分析するのはマルチタイムフレームと言われている分析だ。しかしそんなに大それたものではないし、必ずそれを実行しないと勝てないわけでもない。

ではテクニカル分析において環境認識というものは一体どういうものなのだろうか?

環境認識はマルチタイムフレーム分析ではない

単純に相場を分析する上で大事なのは「必要だからやる」という事だ。つまり、上位足の分析などは必要と思わない以上する必要性がないという事になる。

基本などではない。自分にとって必要だからするという事だ。

そもそもテクニカル分析自体がそうだ。お金を儲ける為に必要だからテクニカル分析をするわけだ。FXをする為にみんながしているからするわけではない。

仮に日足で上昇トレンドを形成していたとしよう。だからといって下位足である15分足や5分足で買っていれば勝てるのか?と言われればそんなに単純なものではない。

そもそも上位足でのチャートの形成スピードは時間足が大きくなればなるほど遅くなる。つまり、仮に日足が上昇トレンドだったとしても、デイトレードなどで見た場合一日中下落している場合やレンジ状態にある場合も当たり前にある。

上位足で引いた水平線や200MAなどは、重要なレジスタンスやサポートの役割を果たすので是非チェックしておきたいところだろう。

しかしメインを短期足でトレードしているのならば、上位足でチェックするものと言われればその程度のものでしかない。逆に言えば、上位足で相場の流れが把握出来ているのならば、なぜ短期足でも相場の流れが把握できないのだろうか?

環境認識よりも値動き「プライスアクション」に注視するべき理由

相場感というのは非常に重要なものだ。相場感を養う為にも、最初は通貨ペアを絞り込み、取引する時間帯を絞り込む必要が出てくる。

それは「プライスアクション」値動きを知る為にあると言っても過言ではない。よくプライスアクションについて色々と議論しているが、値動きというのは理屈ではない。ただ単にボーっと見ていても仕方ないが、自分が決めた通貨ペア・取引時間での値動きを毎日くる日もくる日も観察していると、頭の中に値動きがイメージされてくる。

そもそもプライスアクションを注視する前の段階で、決済などのある程度の目標地点を決めておく必要性がある。闇雲に値動きだけを観察していても意味がない。

その値動きの観察こそが環境認識と言われればそうかもしれない。値動きによってこれから先のトレードプランを立てたり、変更したりする。強い上昇だったとしても状況によってはその先の強いショートのチャンスもある。

環境認識というよりも相場環境

環境認識というのは言って仕舞えば値動きから相場環境を判断するという事だ。相場の全ては値動きで構成されている。

環境認識という常識にとらわれすぎるな

「5分足でトレードをするんですが環境認識をする為に上位足は何時間足を見れば良いですか?」という質問を受けた事がある。答えはない。自分で考えるべきだ。無責任かもしれないが、この質問内容には完全に間違っているところがある。

それは上位足の何時間足を見るかどうか?というものに決まりはないという事。そして何時間足を見れば良いのかではなく、あなたは何時間足を見たいのか?という事のほうが圧倒的に重要になってくる。 

そもそもこの質問の優先順位は「環境認識をしなければいけない」という意識であって、上位足の値動きを把握したいという気持ちよりも先になってしまっているという正に本末転倒になっている状態だ。

ここで何時間足がいいよ、といってもそのトレーダーにとって何の意味も成さない事は明白で、それこそ無責任でなんの意味もない。

結局環境認識をしなければならないという意識ばかりが先に立ってしまい本質的な事を蔑ろにしてしまっている事に気づかないといけない。

FXでは大多数が言っている常識は足かせになる事が圧倒的に多い。しかしそれは仕方のない事でもある。なぜなら人間は多数派が本質的なものだからだ。

みんなが言っているから正しいと思ってしまうし、自分だけが違う行動をするというのは非常に難しいものだ。

だからこそ自分で考え検証を繰り返すのだ。自分で検証する事によって自分で納得のできる理由を手にする事ができる。

子供が泣き止まないのはどうすればいいですか?という質問と同じで、答えが無い。誰かに聞いても一般論しか出てこないのだ。自分で模索し自分で何かを見つける努力をしなければならない。

一般常識を受け入れすぎると相場では勝てない

一般常識がこれほどまでに通用しないものは他にあるのだろうか?と思う程に相場に常識は通用しない。よく大衆の逆をしろなどと言うが、確かにそうかもしれない。

しかしこれは一概に逆という意味合いではなく、何が正しいのか?何をどうしたらいいのか?と言うのを周りに左右されず自分自身で全てを決断していくという事に他ならない。

これが結果的に大衆の逆をいくと言った行為につながる事になる。まわりの人間100人がこれは白だ、と言っていても、本当に白なのかを自分で確かめなければならない。そして仮に自分の判断も白だったとしても、それは自分が白であると決めた理由を知っている事になる。

100人が全員白だから白にした、という理由とはもうすでに全く異なった性質のものになっているという事だ。これはFXをしていく上で非常に大切なものになるので是非その意味を考えてみて欲しい。

実際に稼いでいるトレーダーは環境認識に対してそういう意識を持って解説したり話したりしているだろう。何も間違った事を言っているわけではない。

問題はそれを聴く側が、この人がそうだと言っているからそうしよう、というような判断をしているから意味が無くなるという事だ。素直に聞き入れる事は大切だ、しかしそれが実際にどうなのか?自分できちんと判断して検証していかなくては意味がない。

まとめ

今回の話をまとめると、環境認識という定説自体にこだわる必要はないという事。そしてまずは値動きを色んなシチュエーションで観察し、検証し、繰り返す事。それはFXで一般的に言われている常識よりもはるかに大切だという事だ。

「気付き」というのは誰かに与えてもらうものではない、自分の中から生まれてくるものだ。

相場で勝てないのは誰かのせいでも、値動きのせいでもない。結果は全てにおいて必然的なのだ。優秀なトレーダーから教わる事は非常に優位性があるだろう。しかし、それを優位性のあるものにできるかどうかは自分次第だ。

そして最終的には自分にしかない何かを見つける事だ。どんなに優秀なトレーダーでも100%を教える事はできない。ある程度の事を学んだら、後は自分でどう生かしていくかが大切になってくる。

結局最後は自分次第という事だ。

目次
閉じる