MT4とMT5はどちらを選べば良いのか?

テクニカル分析のプラットフォームMT5とMT4は何が違い、どちらを選択するべきなのか?この記事ではMT4とMT5の違いなどをわかりやすく解説していく。

この記事を読むことによって「MT5を選択する理由」と「MT4を選ばない理由」を知ることができる。

まず結論を先に言うならば、選ぶべきは間違いなく「MT5」になる。理由はMT4を選ぶべき理由がほとんど無いからである。

目次

操作性

まずは操作性だ。テクニカル分析においてラインを引く機会は多い。MT5ではワンタッチでラインを引き、固定させるのも自由に移動させるのもワンクリックでできてしまう。

ところがMT4ではラインがまず固定されてしまうので、動かすために一手間かかる。

これはインジケーターなどでもそうなのだが、MT5のほうがスムーズに動作も少なく洗練された操作性になっている。MT4のほうが良いところはまず無い。

値動きの反応

MT5はミリ秒で値動きしているので、常にベストなプライスを刻んでいるが、MT4は圧倒的に値動きに対する反応が遅い。これは短期売買だけでなく、スウィングなどでも影響を持つ。

なぜならエントリーするタイミングは狙った時間、タイミングによってスプレッド以上の誤差を生み、必要以上の無駄な出費を生むからだ。

さらには狙ったところでエントリーできないと、メンタルにも影響する。トレードに対しておおきな影響を持つ部分になるので、MT5の優位性は非常に大きい。

利用できるFX会社

どんなに性能の良いMT5でも利用できるFX会社は圧倒的にMT4よりも少ない。メインで活躍している海外のFX会社で日本人でも口座開設できる会社は30社程度あるとしても、その中でMT5を利用できるのは約半数ほど。

日本国内においては外資系FX会社の4社程度となっている。(2023年5月)

MT4よりも提供している会社は少ないものの、これを少ないと見るかどうかは個人次第となる。MT5を提供している海外FX会社は優秀な会社が多く、選ぶラインナップは決して少なくはない。

カスタムインジケーター

MT4、MT5共に魅力の一つはカスタムインジケーターの存在だろう。カスタムインジケーターとは自作したインジケーターを利用することができ、ショップや個人など色んなものを無料、有料で手に入れることができる。専門知識があれば自作で作成することも可能だ。

当然昔からあるMT4はカスタムインジケーターの数も多く、MT5のほうが数は少ない。しかし、最近ではMT5の数も多くなり、どこまでインジケーターにこだわるかにもよるが、これから新しく出てくるカスタムインジケーターはMT5のほうが多くなる。

総評

MT5は選べる時間足も圧倒的に多く、マルチタイムフレーム分析もよりリアルに細かくチェックすることがきるなど、MT4よりもMT5を選ぶべきなのだ。

もしもMT5よりもMT4をすすめる情報があったのなら、それはあなたのための情報ではなく、MT4を利用してほしい何らかの思惑がある場合に限られるだろう。

勝てるなら何でも良い。しかし、どうせ無料で使うのならば性能が良いMT5を選ぶのは間違いでは無い。

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